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日本プロゴルフシニア選手権大会 住友商事・サミットカップ

第54回 日本プロゴルフシニア選手権大会 住友商事・サミットカップ

2015/10/810/11

大会レポートTOURNAMENT REPORT

Final

Final ROUND

<最終ラウンド> 「3度目の正直」で飾った「プロシニア4回目の優勝」

 

murota室田淳(60)が第1ラウンドからの首位を守る完全優勝で「シニアプロ日本一」となり、今季3勝目、ツアー通算15勝目を飾った。15番で5メートルのバーディーパットを決めて勝利を確信。通算16アンダー272で2年連続プレーオフ負けの雪辱を果たすとともに、この大会4勝目で戸田藤一郎の6勝に次ぐ歴代2位になった。賞金ランクではトップの崎山武志(52)に約750万円差に迫った。白浜育男(56)が3打差2位に食い込み、この日66で回った杉原敏一(51)が3位に入った。

 

 

 「3度目の正直」か、「2度あることは3度ある」か。

 歴戦の「鉄人」でも、ここ2年連続プレーオフ負けをしていることが気になった。スタート前に「気持ちが2つに分かれていて、緊張した」という。奥田靖己、尾崎直道に3打差首位で迎えた最終日。気をつけたのは「3打差あったので、1番でボギーをたたかないこと。ボギーにしたら、2人に隙を見せることになるから」と振り返った。1番は第3打で手前6メートルに乗せた。3人ともパー。室田にとっては上々の滑り出しになった。

尾崎 直道

 

 「今日の最終組はパットが3人とも入らなかったなあ」というように、尾崎直は2、3番でカラーから1メートル前後に寄せながら外して連続ボギーとして早々と脱落。奥田は5番で2メートルがようやく入ったが、5,6メートルのチャンスをことごとく外す。室田も4番で入れたが、チャンスをものにできないうちに、7番で「あれはシャンクだよな。絶好の位置で、よしと思ったらさ」と、左奥のピンに右の端に乗り、30メートル近いパットを4メートルショートして3パット。それでも8番で奥2メートルにつけてすぐに取り返して、同組のライバルに隙をみせなかった。

 

奥田が「室田さん対みんな」と称した最終日。

白浜 育男

「こっちが伸びないと、やはり下から来る」と室田もいうように、最終組がもたついているうちに、下位からチャージをかけてきた選手たちがいた。白浜が11番までに5つスコアを伸ばして通算12アンダーに。一時は室田に2打差に迫った。悪夢の出来事は14番。50センチのパーパットで「球を置くときうまく置けなかったんだけど、この距離だし気にしないで打ったら、あれって。小さな穴があったみたいだった。失敗」と、外して後退。気持ちを引きずったのか、15番では右の林に打ち込んで連続ボギーで失速した。上がり3連続バーディーで2位フィニッシュも「最後は怒りの3連続。相手は横綱だし、自分が行かないといけない、印象に残してもらえるようにやったけどね。流れを切るようなもったいないプレーは反省だね」と、振り返った。

 

杉原敏一は5~6メートルのパットを次々と放り込んで、16番で12アンダーまで伸ばした。「後ろから見てたら、ポンポン入れる。奥田に分けてやりたかったね」と室田は振り返る。ただ気持ちには余裕があった。15番で手前5メートルのチャンス。「ここで15アンダーにすれば、追いかけている選手はもう追いつかないと思って2位を確保しようと思うはず」。軽いフックラインをストレート気味に薄く打って沈めた。このパットで優勝を確信したという。

奥田 靖己

 最終組、敗者の弁。

 奥田 前半、パットが入らんかったね。室田さんを追い込まんといかんのに。もう少しいい勝負をしたかったですわ。室田さんにも「あそこで入っていたら展開が変わった」という感じで言われましたわ。室田さんはさすがに勝負どころできっちり取ってきますよ。気持ちが入っていた。自分の中で勝負しているのが分かりました。

 尾崎直 なんか、引導渡されたなあ。全部、勝ってないもんなあ。こっちは感性がなくなっている。アプローチ、パットでイメージが消えてしまっているのに、室田さんは手が死んでいない。どうしようもないな。

 「3度目の正直」になった瞬間だった。

 この大会では戸田藤一郎の6勝に次ぐ4勝目で、単独2位(3位は杉原輝雄3勝)になった。それでも、本人は辛い。点数を聞かれて「ショットが悪かったね。50点」。72ホールでボギーは3つだったのには「悪いなりに」満足している。7月に還暦を迎えた。鉄人にも悩みはある。「同じクラブを持っても、同じスイングができない、同じ距離を打てない。年です。自分が情けなくなる」という。ただ「ここ数年は、ミスショットを許せるようになった。それまでは自分を責めていたが、今は許している」という。それがアンダーパーで回る、ボギーをたたかない秘訣なのだという。

 賞金ランクでは、トップ崎山に約750万円差に迫った。「あと4試合。(1試合は)勝たないといけない数字だね。1,2度チャンスがあれば、と思ってやります」と、逆転賞金王も視野に入ってきた。優勝副賞は、みんながうらやましがった「本まぐろ1本解体ショー」。2012年に優勝したときにももらった。「冬にコンペをしてやってもらった。270キロのマグロを持ってきてくれたけど、ものすごい量だよ。4000人分だって。来年この大会でやってもらって、ギャラリーに配ろうかなと、倉本会長とも話したよ」と、笑った。

各日最終成績はコチラ>>

室田 淳 優勝 通算16アンダー

1 2 3 4 5 6 7 8 9 OUT 10 11 12 13 14 15 16 17 18 IN TTL
SOCRE 35 33 68
PUTT 2 2 1 1 2 2 3 1 2 16 2 1 2 2 2 1 2 2 1 15 31

白浜 育男 2位 通算13アンダー

1 2 3 4 5 6 7 8 9 OUT 10 11 12 13 14 15 16 17 18 IN TTL
SOCRE 32 34 66
PUTT 2 1 1 2 2 2 1 1 1 13 1 1 2 2 3 2 1 1 1 14 27

奥田 靖己 4位タイ 通算11アンダー

1 2 3 4 5 6 7 8 9 OUT 10 11 12 13 14 15 16 17 18 IN TTL
SOCRE 35 35 70
PUTT 2 2 1 2 1 1 2 2 2 15 2 2 2 2 2 2 1 1 1 15 30

尾崎 直道 7位タイ 通算9アンダー

1 2 3 4 5 6 7 8 9 OUT 10 11 12 13 14 15 16 17 18 IN TTL
SOCRE 38 34 72
PUTT 2 2 2 2 2 2 2 1 1 16 2 2 2 2 1 2 1 2 2 16 32