第56回日本プロゴルフシニア選手権大会 住友商事・サミットカップ

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第56回日本プロゴルフシニア選手権大会 住友商事・サミットカップ

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第55回(2016年)

P・マークセンが2位に8打差をつけて完全優勝! 同一年公式戦2冠を達成!

異次元のゴルフで初日から首位の完全優勝を果たしたマークセン

異次元のゴルフで初日から首位の完全優勝を果たしたマークセン

 

「第55回日本プロゴルフシニア選手権大会住友商事・サミットカップ」は、プラヤド・マークセン(50)が268ストロークの通算20アンダーをマーク。2位に8打差をつけ、完全優勝を果たした。9月のコマツオープン、日本シニアオープン、そして今大会と3試合連続の優勝で、シーズン4勝目。単独2位には最終ラウンド67でプレーしたバリー・レーン(56)が通算12アンダー。倉本昌弘(61)は通算11アンダーの3位タイ、前年度覇者の室田淳(61)は8アンダーで7位タイでフィニッシュした。

 

2016年の大会成績はコチラ>>

第1ラウンド

2位につけた増田は、攻めすぎないプレーを心がける

2位につけた増田は、攻めすぎないプレーを心がける

 

 プラヤド・マークセン(50=タイ)が、ツアー3試合連続優勝へ向けて、6アンダー66をマークして首位に立った。9月のコマツオープン、日本シニアオープンを制しており、この日も18番でイーグルを奪うなどボギーなしのラウンドだった。1打差2位には増田都彦(51)とスティーブ・コンラン(50=オーストラリア)が続いている。日本シニアオープンでマークセンに敗れた鈴木亨(50)ら6人が2打差4位に並んでいる。昨年優勝の室田淳(61)は1アンダーで29位と出遅れた。

◇   ◇   ◇

 増田都彦(51)が5アンダー67をマークして2位につけた。「久々にいいゴルフでした」と振り返るように、7バーディー、2ボギー。インスタートの11番で先にボギーとしたが、12番で2メートルを沈めてから「パットが入りましたねえ」と、5、6メートルのパットが面白いように決まった。6番で2つ目のボギーも、最終9番ではアプローチで20センチに寄せた。

「予選を通過したいと思って、謙虚にやった結果です」と笑う。シニアツアーでは予選落ちのない試合が多い。「そうなると、攻め一辺倒になるんです。ボギーにしたら、取り返そうとしてまた無理してボギーにする悪循環。そんな試合が多くていつも初日がボロボロという感じだった」という。今回は予選落ちがあるため、攻めてばかりはいられない。「ボギーにしても我慢しようという気持ちでやったのがよかったのかも」と、スコアも気の持ちようらしい。

 午後スタートだったので不安があったショットについて、父光彦プロに電話でアドバイスをもらった。「それで落ち着いたのかもしれません」と感謝する。「あと3日ですけど、まずは予選通過という謙虚にやります」と、強調していた。

第2ラウンド

高島は、多くを望まず、謙虚なゴルフを目指す

高島は、多くを望まず、謙虚なゴルフを目指す

 

 3試合連続優勝がかかるプラヤド・マークセン(50=タイ)が終盤苦しみながらも3つスコアを伸ばして通算9アンダー135で首位を守った。スティーブン・コンラン(50=オーストラリア)が68で回り、同じく9アンダーで首位を並走している。

 1打差3位に高島康彰(53)がつけ、2013年覇者の渡辺司(59)は2打差4位に浮上した。山本昭一(52)高見和宏(56)バリー・レーン(56=イングランド)が4打差5位で追っている。昨年優勝の室田淳(61)は通算1アンダーで32位。通算2オーバー57位タイまでの63人が決勝ラウンドに進んだ。

◇   ◇   ◇

 左肩負傷中の高島康彰(53)が、2日連続の「謙虚なゴルフ」で通算8アンダーにスコアを伸ばした。

「いいショットを打ったり、とんでもないショットを打ってみたり。いつ80台になるかドキドキしてやっています。予選は通れるのか心配だった」といいながら、スコアは思惑通りの68。4番で右バンカーから「うまかった」というバンカーショットでパーセーブして流れをつかんだ。7番1メートル、9番2メートル、10番3メートルとチャンスを確実にものにした。「なんとかボギーにしないように、ラフに入ったら無理しないでグリーン周りまで行けばアプローチで何とかなるという感じでやっています」という。12番で8アンダーにした時点でトップに。順位をボードで見た16番で初ボギーをたたいたが、17番ですぐ取り返す粘りを見せた。

 昨年12月に左肩の腱が切れて手術をした。いったん回復したが「調子に乗って」試合を重ねたことで再び悪化。再手術をほのめかされている。1ラウンドすると左肩から上腕部まで熱をもって、手が上がらなくなるほど。長時間のアイシングを欠かせない。昨日も「ずっとアイシングをしていたので、左腕がペンギン状態」と笑う。

 左腕で引っ張る力がないため、5番、6番アイアンもしっかり打つ自信がない。「ポンと当てていけるユーティリティーに替えている。小細工しながらです」というが、そのおかげで「1つのクラブで3、4番手分ぐらい打ち分けられるようになってきた。けがの功名というんですかね」という。

 いい位置で決勝ラウンドを迎える。「考え方はこの2日間と一緒です。多くを望まず、謙虚に行きます」と、けがとうまく付き合いながらになる。

第3ラウンド

最終日に向けて何が起こるかわからないよと倉本

最終日に向けて何が起こるかわからないよと倉本

 

 3試合連続優勝がかかるプラヤド・マークセン(50=タイ)が第3ラウンド14番終了までの暫定ながら通算14アンダーで独走態勢に入っている。

 降雨のため、午後1時2分から1時間54分間、競技が中断した。マークセンは再開後も安定したプレーで、14番までに5つスコアを伸ばした時点で、午後4時55分に再度中断、サスペンデッドとなった。

 通算10アンダーに伸ばしている倉本昌弘(61)らを含め12人が第3ラウンドを持ち越し、9日の最終日に残りホールを消化後、最終ラウンドを行う。

◇   ◇   ◇

 倉本昌弘(61)が、最終18番1ホールを残して第3ラウンドはサスペンデッドになったが、通算10アンダーまでスコアを伸ばして、マークセンを追っている。

 激しい強い雨の中、7番で3メートルを沈めて小さくガッツポーズ。8番セカンド地点で中断となったが、再開後は9、10番連続バーディー後、インの偶数ホールでバーディーを奪った。16番パー3では薄暗くなってきた中で1・5メートルにつけるファインショットも披露。

「雨で砂が沈んで、グリーンが速くなったし、状態も良くなった」と、再開後のバーディーラッシュの要因を挙げた。最終日に向けては「2位狙いします」と笑った後「何が起こるかわからない。明日もグリーンが落ち着いてくれたらいいだけど」と、初のPGA会長のPGA公式戦制覇を目指す。

最終ラウンド

今季4勝目!記念の「4」サインでポーズしたマークセン

今季4勝目!記念の「4」サインでポーズしたマークセン

 

 プラヤド・マークセン(50=タイ)が異次元のゴルフで初日から首位の完全優勝を果たした。サスペンデッドになった第3ラウンドの残りホールを消化した段階で通算17アンダーに伸ばし、最終ラウンドは2位倉本昌弘(61)に6打差、鈴木亨(50)に7打差の最終組でスタート。危なげないゴルフをみせて通算20アンダー268とし、2位バリー・レーン(56=イングランド)に8打差をつけた。9月のコマツ、日本シニアオープンに続く3試合連続優勝でシニアツアー4勝目、日本シニアオープンとの同一年公式戦2冠を達成した。

◇   ◇   ◇

 それでも、序盤はまず鈴木が1番で3メートル、2番で1・5メートルを入れて追撃態勢。倉本も2番で1メートルにつけてバーディーと、差を縮めた。マークセンは「18ホールあるので、1、2番で取られても特に何も思わなかった」と、動揺はなかった。逆に鈴木が4番で先にボギー。倉本は7、8番で2メートル前後のチャンスを逃した。

 付け入るスキはなかったのだろうか。

鈴木 オレが3番も取っていれば。マークセンは本調子ではなかった。シニアオープンの時もそうだったけど、オレと回るときはスキがある。それに付け込んでいけない自分の問題ですね。

倉本 7、8番で外してパッティングがおかしくなった。早く追いついていれば(逆転の)可能性はあったかもしれないけど、逆の立場だったら「誰に抜かれるんだ」って思うしね。なんといってもボギーをたたかないから。

 追う側としては早い段階に詰め寄らないといけないところを伸ばしきれない状態で、マークセンを楽にした。マークセンは5番でやっと1・5メートルを入れ、9番パー5では5メートルに2オンさせて19アンダー。だれも追いつけないスコアにしていった。逆に倉本、鈴木は集中力を失うように失速した。

 この大会最少スコア21アンダー(2002年陳志明、カレドニアン=パー72)に1打及ばなかったが、異次元の圧勝。ボギーは第2ラウンドで1つ、この日の最終ラウンド14番で左OBをしたが、4打目をピン1メートルにつけてボギーにしのいだ計2つだけ。1992年天野勝以来の3試合連続優勝、2000年髙橋勝成以来のルーキーイヤーでの公式戦2冠をやるべくしてやってのけた。

 164センチ、68キロの小柄な体ながら、ゆったりとしたリズムのスイングからの圧倒的な飛距離が強み。ゴルフ場のキャディーをして14歳でゴルフを始めたが「お客さんのプレーを見て、自分で練習した。誰かに教わったことがないので、自分がどうして飛距離が出るのか、自分で説明できない」という。自己流で身に着けたゴルフなので、ブレがないのだろうか。

 来年の米シニア、チャンピオンズツアーに挑戦する予定だったが「前の妻の葬儀の日程の関係で、今年は最終予選会に行かないことにした。来年は日本のシニアツアーに出ます」と話した。今後は次週日本オープンに出場後、レギュラーツアー中心に戦う。

 シニアツアー今季賞金を5650万円余として、2位崎山武志に2400万円弱の差をつけてトップ。シニアツアーの予定は「まだわからない」というが、「来年以降、米国に行くため賞金王は狙いたい」と、残り試合の中で「マークセン旋風」がまた吹くことになりそうだ。

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