2019年度PGA資格認定プロテスト

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2019年度PGA資格認定プロテスト

最終プロテストPAST TOURNAMENT

過去のレポートLAST TOURNAMENT

2018年

佐藤太地がトップ合格! 合格者は217ストローク、42位タイまでの50名!

長く厳しい54ホールの戦いを終え、登別には喜びと悔しさが入り混じった

長く厳しい54ホールの戦いを終え、登別には喜びと悔しさが入り混じった

 

2018年度PGA資格認定プロテスト・最終プロテストは、北海道の登別カントリー倶楽部で行われ、3日目が悪天候のため競技中止となり、54ホールで競技成立となった。トップ通過は通算11アンダーとした北海道出身の佐藤太地(22歳・北海道ブルックスCC)。最終プロテスト合格は、通算1オーバー217ストローク、42位タイまでの50名となった。

 

2018年の大会成績はコチラ>>

第1ラウンド

フェードヒッターの酒匂、コース相性も良く5アンダー首位タイ

フェードヒッターの酒匂、コース相性も良く5アンダー首位タイ

 

 初めてパーオンを逃した6番ホールで、ボギーが先行した。しかし、焦りはしなかった。「9番パー5ホールはツーオンができるので、最低でもスコア一つは取り戻せると思っていました」と酒匂雅崇(22歳)は振り返った。その言葉どおり、9番ホールではピンまで6メートルにツーオン。イーグル奪取は逃したものの、バーディーを奪い、前半をパープレーでターンした。

「最初はアイアンの距離感が合わなかったのですが、6番と10番ホールでパーオン出来なかっただけで、ホールを重ねるごとにアイアンの距離感が合い出しました」。11番から13番ホールまでパーオンショットがワンピン圏内に着き、それを着実にカップインさせての3連続バーディー。15番ホールでは9メートルの距離を沈め、17番ホールではワンピン距離のバーディーパットを決めた。6バーディー・1ボギー67でフィニッシュに満足そうな表情を浮かべる。「フェードボールが持ち球ですが、ホールデザインにマッチすることが多く、気持ち良く打てています」とコース相性の良さも味方に着けている。高校時代は1歳年上の稲森佑貴とゴルフの腕を磨き、九州東海大学を2018年春卒業した。

「先輩たちから『プロゴルファーのライセンスは取っておけ』と勧められていましたし、履歴書にツアープロと記すのとプロ資格を持っているのとではまったく違いますからね。まずは合格!それが目前の目標です」。

 酒匂は「スコア貯金5」の好スタートを切り、目標達成に大きく近づいた。

第2ラウンド

高校3年生の上村は、トップ合格を目指し日本プロ指宿の出場を狙う

高校3年生の上村は、トップ合格を目指し日本プロ指宿の出場を狙う

 

 初日3アンダー・8位タイに着けた鹿児島県出身の上村竜太、18歳が、2日目も3バーディー・ノーボギー69で回り、通算6アンダー・3位タイに浮上した。順位を上げたものの、納得した表情を浮かべなかった。

「あとひと、ふた転がりで入りそうなパットがいくつもあって…それにツーオンした9番パー5ホールでは3パットのパー。バーディーが取れそうで取れない。そんな連続でした」。

 身長182センチ、体重92キロ。恵まれた体格をしているが、まだ神村学園高校3年生。全国高等学校ゴルフ選手権4位の成績を手土産に最終プロテストに臨んでいる。ゴルフを始めたのは、5歳の時。2歳からゴルフクラブを手にしているという同年齢の友達に誘われて練習場へ行ったのがきっかけだという。憧れの選手はフィル・ミケルソン。「性格は真面目そうですが、ゴルフを楽しんでいるのが伝わって来る。ボールを真後ろに打ってみせたり、ドライバーを2本セッティングに加えたり、ゴルフのファンタジスタ。見る者を楽しませてくれるプロだと思うんです」と上村。

 36ホールをプレーし、初日のダブルボギー1つだけで、ボギーは一つも打っていない。「アイアンが得意で、ピンを狙って行ける限りデッドに打っています。首位とは2打差なのでトップ合格のチャンスもありますから、それも狙ってみます」。

 初日28日は自身18回目の誕生日だった。目標に定めた首位合格での日本プロゴルフ選手権出場資格の獲得。「来年(2019年)は地元(鹿児島県)指宿GCでの開催なので、何としてでもトップ合格ですね」と上村。最高のバースデーウイークにしたい。

最終ラウンド

北海道札幌市生まれ佐藤が猛チャージ!ダイチがトップの座を奪取!

北海道札幌市生まれ佐藤が猛チャージ!ダイチがトップの座を奪取!

 

 首位と3打差の通算5アンダー・6位タイからスタートした地元・北海道札幌市生まれの佐藤太地が猛チャージを展開。前半で3バーディーを奪い、迎えた9番パー5ホールでは会心のイーグル奪取に成功し、ハーフ31をマーク。最終組で回っていた首位の植竹勇太を捕らえるどころか、イーグルによって逆転を果たした。

「決して完璧なゴルフではありませんでした。ミスショットしたと思う当たりが大きなミスにはならなかったり、パットが上手く入ってくれたりというフロントナインでした」と振り返る佐藤。進行遅延でティーグラウンド待ちが多かったことで、前後の組のプレーを見たり、スコアを確認したりすることが出来た。植竹を1打差で逆転できたことを知って迎えた勝負の残り9ホール。

 前半とは流れが変わった。ミスショットにラッキーは加わらなかった。ラフからのショットも苦にせず打てる。寄せとパットで耐え忍ぶことが出来た。

 16年の日本学生ゴルフ選手権でラフに捕まったボールを打ち出した際、左手首を痛めた。17年3月に左手首軟骨損傷を治療するために外科手術を受ける。8カ月近くもボールが打てず、リハビリと筋力アップトレーニングに努めた。東北福祉大学ゴルフ部4年生としての一年は試合に出場することが叶わなかったのだ。ゴルフ部同期の比嘉はすでにツアーで活躍している。悔しさを、いつかバネにしてみせる。それでも救われたこともあった。筋トレ効果で飛距離が10ヤード以上も伸びたのだ。

 苦い経験を重ねながら、この最終プロテストで、ようやく同期=比嘉も植竹勇太、蛭田玲於もいる=同じ舞台に立てた。それだけでも嬉しかった。地元開催が何だか自分に味方してくれているようにも感じた。

 後半は1バーディー・ノーボギー35。通算11アンダーにスコアを伸ばし、植竹を逆転したまま逃げ切る形で佐藤はトップ合格を果たしたのだった。

「トップ合格できて、来年(2019年)の日本プロゴルフ選手権にも出られる資格を頂けて、そして良きライバルでもあるゴルフ同期たちにも勝つことが出来ました。左手首を気にすることなく、クラブを振れたことも嬉しい。これで来月からのQT挑戦にも弾みが付きます。両親、主治医の先生、そして所属先の北海道ブルックスCCの皆さんにトップ合格のお礼と日頃の感謝を伝えたいです」

 復帰戦を見事「復活戦」にしてみせた道産子・佐藤。北海道で「ダイチ」の大きさ、凄さがアピールされたのだった。

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