第20回PGAティーチングプロ選手権大会 ゴルフパートナーカップ

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第20回PGAティーチングプロ選手権大会 ゴルフパートナーカップ

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第15回(2013年)

吉岡達也が5打差の大逆転! 通算3アンダーで大会初優勝

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「第15回PGAティーチングプロ選手権大会」が、青山高原カントリークラブ(三重)にて行われた。難コースコンディションでスコアが伸び悩む中、この混戦を制したのは、最終日、3オーバー28位でスタートした吉岡達也(A・アドバンス・ゴルフスクエア)。7バーディ、1ボギーの66をマーク、通算3アンダーとし、大会初優勝を飾った。吉岡には賞金100万円と優勝副賞としてKBSシャフトセットが贈られた。2位の1アンダーには、初日首位の竹内寿文ら4名が続いた。
 

2013年の大会成績はコチラ>>

第1ラウンド

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雨の降りしきる中、全体のスコアが伸びずに上位は混戦。首位に立ったのは、2アンダー70をマークした竹内寿文(B・春日井CC)。1打差2位には吉田太郎(A・チェリーレイクCC)、金村吾策(B・スターゴルフ)、平田秀明(B・千葉セントラルGC)の3名が続く。

   ◇   ◇   ◇

台風の接近というニュースもあり、今朝は厚い雲に覆われた中、大会初日がスタートした。ティーチングプロの実力者が集結したティーチング選手権。日本一というタイトルをかけて、スタートホールに静かな闘志が感じられた。トップの組には、昨年のディフェンディングチャンピオン、今野忠廣(B・フリー)も混じり、大会のスタートを切った。前日の練習ラウンドを終えた今野は「調子は悪くない」と言っていたのだが、前半を終え39と、ショットは曲がり、電線に球が当るなどと、思うようなプレーができずに悪戦苦闘していた。それでも、後半に入ると「いけるところまでいこう」と気持ちを切り替え、7番ホールでは、15メートルもの下りのパットを運よく沈めた。最終ホールで、ようやくコントロール感が戻り、トータルイーブンパーとし、トップと2打差の好位置につけた。「まだチャンスがある」と、ベテラン今野は、最終日の戦いをしっかりと組み立てているようだ。

上位陣のスコアが拮抗する中、雨というコンディションを生かし、数少ないアンダーパーでホールアウト、単独首位に立った竹内。「グリーンが柔らかくなっていたので、距離感がしっかりと出せました」とアイアンの精度も光っていたが、ドライバーでも確実に攻められたようだ。練習ラウンドでは、スコアが出ずに不安な気持ちを抱えていたが、「ちょっと集中した」という気持ちの切り替えが思わぬスコアに結びついた。竹内は、「ショットでカバーしながら、とにかく、集中力を切らさないようにプレーできた」と話したが、実は同伴競技者の金村吾策(B・スターゴルフ)が、いい好敵手だったようだ。今年の2次予選会で同組でラウンド。今回も偶然、同組で18ホール過ごした。「相手のプレーのいいところも悪いところもちゃんと覚えてます」と、良きライバルの存在が、いいプレーに繋がったようだ。2打差に13名がひしめく中、この混戦を制するのは、どの選手になるのだろうか。

最終ラウンド

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最終日は大混戦が予想された。初日のスコアが伸び悩み、トップと3打差の間には、すでに18名もひしめいていた。攻めてバーディを獲っても、油断するとどこかでボギーの罠が待っているという難しいコース。さらに、昨夜の降雨により、フェアウェイやグリーンでは球が刺さってしまい、転がらないというコンディションは、大会2日間とも同じ状況であった。前半9ホール終了後のスコアの報告でさえ、1つ2つスコアを伸ばした選手がちらほらいるだけだった。ところが、アウト6組目でさらりと「33です」と、報告した選手が現れた。吉岡は、前半4バーディ1ボギーで、確実にスコアを伸ばしていたのだ。

初日もバーディは4つ獲得していた。それでも、肝心なところでボギーやトリプルを打ってしまい、スコアを落としてしまっていた。「ずっと左にドライバーショットが出ている」と、その日1日を通じて分析し、最終日は、スタート前の練習場で体重移動をシフトして修正を試みた。スタートの1番ホールは、1日の運不運が決まる大事なショットが求められる。慎重にティーショットしたら右に出てしまった。それでも、昨日までの左に出ることは修正されたんだと確信した。スタートホールはボギー。本人は「おはようバーディ」ではなく「おはようボギー」だから、より集中したプレーに繋がったと振り返る。「おはようボギー」で正解だった。

続く2番パー5のホールではバーディ。ドライバーもアイアンも、自分の調子がつかめてきた。5、6番と連続バーディ、9番でも1ピンに寄せてバーディ。あっという間の前半は、3アンダーでターン。アプローチの精度が良かった上、グリーンのいいライに球が置けていた。続く後半も、11、13番とワンピンに寄せてバーディ。そして鬼門だった難易度1の15番ホール。初日はトリプルを打っていたので、不安があったが、ティーショットに集中したことで、なんとかパーで切り抜けた。「このままショットの状態をキープすれば、いい位置につける」と信じて迎えた18番パー5。サードショットは、残り100ヤード。冴えるウェッジで、球をピンそばにつけた。回りもどよめくバーディフィニッシュで、上がってみたら7バーディ1ボギーの66をマーク。「吉岡達也」の名前が一気に浮上。他の追従も押さえての、見事な大逆転を決めた。

「アイアンショットが得意なんです。低い弾道が持ち球です。ロングアイアンも良く使います。今回の青山高原のコースは、距離がそれほど長くなかったですし、砲台グリーンでもなかった。『これはチャンス』と気合いが入り、僕の技術がうまくかみ合いました。アウト6組目という位置からのスタートだったので、ノンプレッシャーでプレーできたことは大きかったです」と、吉岡は大会を振り返った。1年に1度、ティーチングプロとして研修会に参加し、自分の実技レベルを確認してきた。本戦の「選手権」には何度も参加しているが、本人は「いつも裏街道です」と謙遜する。

2000年に入会して、かれこれレッスンの生活は13年目を迎える。現在のインドア練習場は8年目。ゴルフの上達を望む、幅広い年齢の生徒さんに日々レッスンをしている。「自分の練習時間は、ほとんどないですよ。ただ、生徒さんにレッスンをすることで、私自身も学ばせてもらうことがたくさんあります。日々の努力がこうやって結実することは、嬉しい限りです。ティーチング選手権に毎回参加することは、私の目標でもあり、楽しみでもあります。これからは、『優勝者』という名に恥じることなく、ますますレッスンや技術向上に磨きをかけたいと思います」と、嬉しい初優勝を飾った42歳の吉岡。優勝後のインタビューにも、ゆっくりと自分と向き合い、丁寧な言葉で対応している姿が、レッスンの生徒さんたちにも好感を得ているのだと、爽やかな印象が残った。
 

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