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2018 ファンケルクラシック

〈FANCL CLASSIC FR〉試合勘を取り戻してきた伊澤が3位タイフィニッシュ


 通算9アンダー首位のグレゴリー・マイヤーとは3打差の通算6アンダー4位タイで最終日スタートティーに立った伊澤利光。今年5月にシニアデビューし、7月下旬の第2回熊本・阿蘇シニアオープンゴルフトーナメントでの8位タイが自己最高順位だった。初のベスト10入りを果たすまでおよそ2カ月を要した。

 

 シニア参戦する一方で、レギュラーツアーの下部ツアーに当たるAbemaTVツアーにも出場し、試合感を保ち続けている。

 

「ショットの調子は良いのですが、パットの調子がね・・・」。それが今季の課題だった。しかし、今大会のプロアマ大会で長尺パターグリップの握り方に閃きがあった。左手親指をグリップエンドに乗せ、右手はこれまでよりも上方部分を握る。そのパットスタイルに急遽変えて、タッチが合致するようになったのだ。

 

 

 初日は8バーディー64をマーク。だが2日目は3バーディー(スコア74)で、通算6アンダー4位タイに順位を落として迎えた最終日。前半でスコアを2つ伸ばしてサンデーバックナインに入る。10番パー5。ピンまで残り205ヤードの2打目を手前4メートルに乗せ、一発で沈めてイーグル奪取。通算10アンダーとして優勝争いに加わった。だが、13番パー4のティーショットがバンカーに捕まり、3打目でグリーンに乗せた。パーパットは5メートル。決めきれず、ボギーとしたのだった。スコアは一桁台に戻る。16番ホールでバーディーパットをねじ込み、スコアを再び二桁台に乗せる。「スコア(状況)はギャラリーの会話から(速報版を見なくても)分かっていました。(予想優勝スコア)12、13アンダーを目標にプレーしていました」と伊澤。最終18番パー5ホール。イーグル奪取の可能性がある。「ドライバーショットがラフに捕まり、レイアップしました」。3打目を直接カップに入れられず、結果はパー。通算10アンダー・3位タイでフィニッシュしたのだった。

 

「負けたけれど、良いゴルフは出来ました。優勝争いは、やっぱり楽しいですね」と伊澤はこの日のラウンドを振り返った。

 

「シニア初優勝のために必要なことは?」と尋ねると、伊澤はしばらく考え込んだ。そして「あともうちょっとショット、パットの精度を上げることでしょうね。それと…最終ホールをバーディー奪取で締めることかな」。優勝争いに、久しぶりに加わったことで疲労感はない。充実感に満たされた。しかし、時間が経つにつれて、頂点に立ちたい欲望は強まる。この一戦で伊澤の勝負魂が本気モードに突入、シニア初優勝へのカウントダウンが始まったように思えて来る。

 

 

(PGAオフィシャルライター 伝昌夫)