第58回日本プロゴルフシニア選手権大会 住友商事・サミットカップ

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第58回日本プロゴルフシニア選手権大会 住友商事・サミットカップ

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第45回(2006年)

中嶋常幸が大会初優勝で前人未到の「日本」タイトル総なめ!

日本プロシニア初優勝を果たした中嶋常幸

日本プロシニア初優勝を果たした中嶋常幸

 

「第45回日本プロゴルフシニア選手権大会 コマツカップ」が恵庭カントリー倶楽部(北海道)にて行われ、プレーオフの末、中嶋常幸が大会初優勝。自身最後となる日本タイトルを獲得した。

 

2006年の大会成績はコチラ>>

第1ラウンド

2006_1
 シニアツアー公式戦の日本プロゴルフシニア選手権大会コマツカップは4日間72ホール競技で行われる。

 初日は欧州シニアツアー・スカンジナビアンオープン(8/17~19)優勝の友利勝良(51)と高橋勝成(56)がともに4アンダー68でトップタイ。1打差の3アンダー69で中嶋常幸(51)が単独3位。さらに1打差の4位タイには中村通(55)が続いている。

 今期シニアツアー2勝し(アデランスウェルネスオープン、ファンケルクラシック)、現在賞金ランキングトップで、ディフェンディングチャンピオンの室田淳(51)は3バーディー、3ボーギーのイーブンパー72、8位タイ発進となった。

友利勝良のコメント
「実はアウトコースをプレーするのは今日初めてだったんです。インコースは昨年もプレーしましたし、良く分かっていたんですけどね。だからアウトコースはどういうコースか分からなくて不安だったんですけど、いい上がりかたができましたね。(インスタートで)最後9番のチップインバーディーはおまけみたいなものですけどね(笑)。初めての(アウト)コースっていうことで、今日は堅く堅く行ったのが結果的に良かったのだと思います。 このスコアは、非常に満足してますよ。明日も慎重に行きます!!」

高橋勝成のコメント
「いい出来ですね。ショット自体安定しているんでねぇ。いいですよ! パッティングも今日は良かったなぁ。先月までパターの距離感が合わなくて、苦労してたんですよ。でも今日は全て上手くかみ合った感じですね。今日のような条件(雨が降ったり、風吹いたりころころと天候が変わる状況)で、4アンダーはいい出来ですよね。今回中嶋さん、友利さんも上位にいるし、楽しいですよ。そんなにゴルフは甘くないですけど、どれだけ自分が出来るか楽しみですね」

第2ラウンド

2006_2
 中嶋常幸(51)がベストスコアタイの70で回り、通算5アンダー139で前日の3位から単独トップに立った。中嶋は前半では2バーディー、2ボギーでスコアが伸びなかったが、後半アイアンが決まり10番で60センチ、12番では3メートルにつけて2バーディー。17番(パー3)ではグリーン右に外した難しいライから2メートルに寄せてパーをセーブした。前日トップの友利勝良(51)と高橋勝成(56)は、友利が2バーディー、2ボギーのパープレーで通算4アンダー、140で1打差の2位。高橋は17、18番を連続ボギーにして73。首位から2打差の通算3アンダー、3位に後退した。前年優勝の室田淳(51)は2つスコアを落として調子が上がらず、通算2オーバー、146で尾崎健夫(52)らとともに10位タイ。うねったフェアウェー、深いラフ、アンジュレーションの強いグリーンというタフな設定でアンダーパーは5人。2日間通算10オーバー、154(57位タイ)までの63人が決勝ラウンドに進んだ。

中嶋常幸のコメント
「前半あまり伸びなかったけど、よく我慢したって感じだね。それに集中力が途切れなかったのがよかった。(2000年から)10年近くキャビティを使ってて、この大会から気分転換でマッスルバックに変えてみたけど、すごく新鮮でいい感じだね。プロのクラブもドライバーもアマチュア用に近くなってくるけど。ツアーではラフが長かったり、グリーンが硬い中でスピンをかけるとか、足を出すって球を打つには感性が鈍るとダメだね。だからキャビティって許容範囲が大きいというのは利点だけど、感性が鈍るね。その点マッスルバックはナイスとミスの手応えが残るから、僕にとってはこの方がメリハリがあっていいね。300ヤード飛ばせる体はまだあるし(笑)。60歳超えたらまた違うと思うけど、その時はもっとほのぼのゴルフをするよ。あと2日間自分のゴルフをするだけ!」

友利勝良のコメント
「35パットだよ。出だしからボギーでしょう。あとはパープレー。バーディーチャンスも何回かあったんだけど、それを入れられなかったのが痛かったですね。上が伸びてないんでね。まだまだチャンスはありますよ! 頑張ります」

第3ラウンド

2006_3
 中嶋常幸(51)が1アンダー、71で回り通算6アンダー、210で単独トップを守った。雨中戦となったこの日、中嶋は前半1ボギーと苦しんだが、15番のパー5を3Wで2オンしてバーディー。16番も連続バーディーを奪う終盤の粘りで一つスコアを縮め、2位高橋勝成(56)に2打差をつけた。中嶋が日本プロシニアをとると、日本タイトル総なめ(8タイトル16勝目)することになる。高橋は3バーディー、2ボギーの71で通算4アンダー、212。この日74で通算2アンダー4位に落ちた友利勝良(51)と入り変わって2位に上がった。前日7打差10位タイの室田淳(51)がこの日6バーディー、1ボギーのベストスコア67で追い上げ、通算3アンダー、213でトップから3打差の3位に急浮上。前年優勝の意地をかけて最終日、中嶋、高橋と最終組で回る。シニアルーキーの牧野裕(50)が通算3オーバー、10位タイと健闘している。

中嶋常幸のコメント
「今日の心境を例えればそうだねぇ、0-0コールドゲーム、再試合って感じかな。 バーディ、バーディがなければ、2安打1失点完封負けってところだね(苦笑)。ゴルフは悪くないんだけれど、パターが入らない。(室田さんについて)死んでないと思ったよ。この天気で3アンダーも出すかね、普通(笑)。恐ろしい男だよ、ほんとに。明日ははっきり言って、敵は室田だね。 集中力を切らさずに、自分に負けないように頑張るだけ」

高橋勝成のコメント
「ボギースタートは応えましたね。3番でいいパーが獲れたので、これで少し落ち着きました。今日はドライバーがなかなかフェアウェイに行かなくて苦労しました。グリーンも何回か外してしまったんですが、ライが良くて助かりました。ここはバーディーが多く獲れるコースじゃないですからね。明日は、自分でミスをしないようにするだけです。あと、もう1日ショットとパターで面白い展開にしないとですね!」

室田淳のコメント
「3番のボギーは3打目を突っ込みすぎてムっときたけど、我慢したよ(笑)。昨日までは、上手く打とうとしすぎてた感じだね。でも今日は、気持ちを入れ替えて臨んだんだ。しっかり打つようにしたら、1番からピタッときた。だからショット、パットともに昨日よりも良くなってますよ。欲張らずに2日間のうち1日アンダーが出ればいいと思ってやってたのが良かったのかな。ファンケルで運を使っちゃったからな(笑)。明日は中嶋さんについて行くだけ。気持ちを強く持って、頑張るよ!」

最終ラウンド

中嶋常幸が8種の日本タイトル、計16勝目をマーク

中嶋常幸が8種の日本タイトル、計16勝目をマーク

 

 中嶋常幸(51)がプレーオフで高橋勝成(56)を下し、日本プロシニアに初優勝。「日本」と名の付く8種のタイトルを総なめ(16勝)にする日本人初の快挙を成し遂げた。2日目からトップに立っていた中嶋は、この日はパットに苦しみ1ボギー、ノーバーディーで73。71で回った前日2打差2位の高橋と通算5アンダー283で並びプレーオフとなった。18番(パー5)を使った2ホール目に中嶋がバーディー、高橋がバーディーを狙ったグリーン脇からのチップを外して決着した。前年優勝の室田淳(51)は73と伸びず、通算2アンダー、286で3位。さらに1打差、通算1アンダーの4位に友利勝良(51)。尾崎健夫(52)が6位タイ。シニアルーキーの牧野裕(50)が通算3オーバー、291で8位タイと健闘した。

◇   ◇   ◇

 前人未到の「日本」タイトル総なめをついに果たした中嶋は、晴れやかな表彰式のあとも笑顔が絶えなかった。前夜、千葉の自宅から応援にかけつけた律子夫人にも「日本一」の晴れ姿を目の前で見せることができた。シニア2年目の昨年は日本シニアオープンを制し、残る「日本」はプロシニアだけとしていたのだ。「本当にこれは凄いタイトルだと思うよ。いま原点を思い返さずにはいられない。父親(故・巌さん)に連れられて小5で初めてコースをまわったこと。17歳で初めて日本オープンに出場した思い出からは35年。よくここまでゴルフにたずさわれて歩んでこられたと思う。シニアの今になってもまだ300ヤードを飛ばせることが自分を支えている。たゆまぬトレーニングと道具の進歩だね。でもまだゴールじゃない。シニアにはなったけど、ゴルフは若さと馬力じゃない。経験と馬力だということをお見せしたいね」

 最終日、ショットはよくグリーンはとらえるのだが、ここというときのパットに苦しんでノーバーディー。ひとつスコアを落として高橋に並ばれた。プレーオフ1ホール目はともにパー。2ホール目は中嶋は300ヤードドライブを飛ばし、残り260ヤードを3Wでグリーン右奥カラーまで運んだ。ここからの18ヤードのチップをあわやイーグルかという20センチにつけてバーディー。3打目でグリーン右ラフに外した高橋には強烈な威圧感をみせて大きな勝利をつかみとった。「きょうの勝利もドライバーを誰よりも飛ばせたことが勝因」ときっぱりといった。

 今年はファンケルクラシックで室田淳にプレーオフで敗れた。昨年のこの大会も室田に敗れた(4位)リベンジも見事に果たした。満身創痍ともいえる体の不調とも長い戦いを続けてきた。昨年秋には背筋痛で呼吸もできなかった苦しみも味わった。それをヨガや漢方ドリンクなどで復調にこぎつけた。日本アマから日本プロシニアまで、青木功もジャンボも果たせない偉業をトミーがシニア入り3年目で果たした。賞金ランキングも1928万3000円で独走気味だった室田淳に約1300万円差の2位に迫っている。シニアツアーはまだ日本シニアオープンというビッグゲームも残しており、大詰めの賞金王争いにも興味を残した。

◆中嶋が獲得した日本タイトル◆
大会名 獲得年度
全日本パブリックアマ 1972
日本アマ 1973
日本プロ 1977、1983、1984
日本オープン 1985、1986、1990、1991
日本シリーズ 1982、1993
日本プロマッチプレー 1983、1986、1992
日本シニアオープン 2005
日本プロシニア 2006

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