第58回日本プロゴルフシニア選手権大会 住友商事・サミットカップ

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第46回(2007年)

尾崎健が逆転V、シニアメジャー初制覇!

シニア初のメジャータイトルを獲得した尾崎健夫

シニア初のメジャータイトルを獲得した尾崎健夫

 

「第46回日本プロゴルフシニア選手権大会」が静ヒルズカントリークラブ(茨城)にて行われ、最終日に3位タイでスタートした尾崎健夫(53)が70でまわり、トータル8アンダー、280のスコアで友利勝良(52)、飯合肇(53)らをおさえ、シニアメジャー初タイトルを手中にした。

 

2007年の大会成績はコチラ>>

第1ラウンド

パターが好調の伊藤正己が首位発進

パターが好調の伊藤正己が首位発進

 

 30度を超す真夏日となった今年の日本プロシニア選手権初日は、伊藤正己(51)が7バーディ、2ボギーのトータル5アンダーで首位に立った。文山義夫(57)が4アンダーで単独の2位。トップから2打差の3アンダーには海老原清治(58)ら4人がつけている。ディフェンディングチャンピオンの中嶋常幸(52)は2アンダー7位タイ、現在シニアツアー賞金ランクトップの室田淳(52)は1オーバー24位タイ発進となった。

伊藤正己のコメント
「今日のスコアは出来すぎですよ。でも正直このスコアが出せたことは嬉しいです。今日のスコアはパターに尽きますね、実は練習日に吉村金八さんから『そんなパターの打ち方では入らないぞ、全然打ってないよ』と言われ、朝のスタート前の練習で意識して強く打つようにしたら、フィーリングがピッタリあってものすごくいい感じの転がりが出て気持ちよくパッティングが出来ました。明日もこのフィーリングをなくさないようにしたいですね」

文山義夫のコメント
「今日は6番のロングでバーディがとれるなどドライバーの調子が良かったですね。風がまわっていたため、セカンドが楽に打てるというツキもありましたけど。アプローチの調子も良く、17番ではグリーン奥10メートルからのチップインバーディをとることができました。この勢いで明日以降も頑張ります」

第2ラウンド

連覇へ向けて中嶋常幸が単独トップに!

連覇へ向けて中嶋常幸が単独トップに!

 

 日本プロシニア選手権2Rは、連日の暑さのなか行われ、ディフェンディングチャンピオンの中嶋常幸(52)が前日からスコアを5つ伸ばし、トータル7アンダー、137で首位に躍り出た。首位から3打差のトータル4アンダー、140で尾崎健夫(53)、伊藤正己(51)が2位タイ。室田淳(51)はトータル3アンダー、141で前日の24位タイから4位タイまで浮上した。54位タイまでの60名が23日からの決勝ラウンドに進出する。

中嶋常幸のコメント
「昨日のショットのブレはかなり修正が出来て、今日は上手くラウンドが出来た。コースのセッティングについて、設計者としては満足感がある仕上がりになっている。設計者として落とし穴的なものが見えているだけに、知っていることが逆に難しい面もある。でもやはり他の選手よりは優位なのかな。その優位性を生かして2年連続優勝? いやいやまだ残り2日間あるので全力を尽くしていくだけだね」

尾崎健夫のコメント
「(9番、10番の連続イーグルについて)いや~いい気分だったね。でも次のパー5の14番でのボギーは痛かったね。残り210ヤードだったけど風があげていたので大きいと思った。バフィーで合わせてしまってショートして池に入れてしまって。やはり、池越えのセカンドは歯を食いしばって打たないとダメだね。明日は、この非常に戦略的なコースを設計した中嶋と一緒だけど、設計者の落とし穴にはまらないようにしないと。落とし穴には設計者がはまれ~って言っとくか(笑)」

第3ラウンド

スコアを4つ伸ばした室田淳が首位に並ぶ

スコアを4つ伸ばした室田淳が首位に並ぶ

 

 厳しい残暑の中で上位のスコアが伸び悩み、4位にいた室田淳(52)が6バーディー、2ボギーの68で、トップの中嶋常幸(52)と通算7アンダー、209で並んだ。中嶋は72でスコアを伸ばせなかったが辛うじて首位はキープした。尾崎健夫(53)が出入りの激しいゴルフながら、9番からの3連続バーディー、14番(パー5)のイーグルなどで70。文山義夫とともに通算6アンダー、トップに1打差に迫って最終日にかける。ともに67のベストスコアを出した飯合肇(53)と友利勝良(52)が通算5アンダーとして、12位タイから5位タイに急浮上。首位から4打差に10人がひしめく大混戦の最終日となった。

中嶋常幸のコメント
「今日は正直体調があまり良くなかったけど、オーバーパーにならかっただけよしと思わないとね。上位にはさすがレギュラーで実績のある選手が来ているね。この中で勝つということは大変な事だけど集中を切らさずにプレーして行けば、チャンスはあると思うので良いゲームをしたいですね。しかしこの暑さはナンだろうね、ホント暑いわ」

室田淳のコメント
「ショット、パットともそれほど良い訳ではないんだけど、今日はいいラインに付いたパットが全て入ってくれたね。9番のボギーはまあしょうがないかな。持ったクラブがギリギリだと思ったので、思わず力が入ってしまい、ミスにつながってしまった。でも暑すぎますよ、ほんとに。久々にバテました。もう体力が残ってないよギブアップ。あとはジェットに任せたよ!」

最終ラウンド

“飛ばし屋”ジェット尾崎の面目躍如だ!

“飛ばし屋”ジェット尾崎の面目躍如だ!

 

 1打差3位から出た尾崎健夫(53)が1イーグル、3バーディー、3ボギーの70とスコアを伸ばし、ともに77と崩れた中嶋常幸(52)、室田淳(52)の強豪2人を逆転。通算8アンダー、280でシニア初のメジャータイトルを獲得した。昨年8月のPPTフィランスロピーリボーネストでの初優勝以来、シニアツアー4年目で通算2勝目。2打差の6アンダーには海老原清治(58)、友利勝良(52)、飯合肇(53)が入った。前日トップタイのディフェンディング・チャンピオン中嶋常幸はノーバーディーの3ボギー、1ダブルボギー。室田淳も1バーディー、4ボギー、1ダブルボギーでともに5つスコアを落とし、通算2アンダー、7位タイに終わった。

◇   ◇   ◇

 ジェット尾崎の持ち味をたっぷりとみせた逆転劇だった。上にいた中嶋、室田が前半からもたつく中、一組前の尾崎健は6番のバーディーのあと、9番(パー5)で左のフェアウエーバンカーからの2打目「192ヤード」(尾崎健)を4番アイアンでスーパーショット。池越え右サイドのピン奥2メートルにつける会心の一打。これを沈めたイーグルには両手を高々と掲げてギャラリーの拍手に応えた。

 「難しいショットだったが、きっちりシンに当たって、思い描いた通りの球筋が出た。今日一番のショットだった。その前の8番で上の2人がバタバタしているのを聞いたあとだったから気持ちよかったね」

 その言葉通り、このイーグルで室田、中嶋にとどめを刺し、2位に食い下がっていた友利にも2打差をつけてトップの座を確たるものにしたシーンだった。波に乗った10番(パー5)も2オンでバーディー。11番は8メートルの長いパットも入る連続バーディーで逆転街道を突っ走った。終盤に3つのボギーが出たが、首位の座は安泰のゴール。

 4日間を通じて4イーグル、13バーディー。パー5のホールで13アンダーを稼いだのはいかにも飛ばし屋・ジェットの面目躍如だが、「このコースは初めてだが、パー4のホールよりパー5のホールの方がオレには打ちやすくてピンに持っていける。相性がいいっていうんだろうな。4つともセカンドで狙えたし…」と、ジェット向きのロングコースをきっちりとモノにした勝利ともいえた。ひところの“マン振り”を抑え、ややコンパクトなスイングに変わってきたが「その方が正確性はアップしているはず。でもまだイメチェンしたわけじゃないよ」と、攻撃ゴルフの精神は少しも衰えてないと言い切った。

 レギュラーツアーとの掛け持ち。今年もレギュラーは14試合に出て賞金ランキングは現在62位。シニアの賞金ランクはこの優勝で3位に上がってきた。「両方に出ていると分かるけど、最近はシニアツアーの方が盛りあがっているような気がする。オレもこのあとはシニア重視でいきたい。レギュラーのシード権のことを考えれば向こうだが、来週もシニアに出る」と、中嶋、室田に次ぐ3人目の“シニアの星”になりそうな勢いだ。

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