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〔News/2R〕遠藤は2つスコアを伸ばし通算3アンダー単独2位
インコーススタートの遠藤健太は、幸先よく10番パー4ホールでバーディーを先行させた。14、17番ホールでもバーディーを奪い、前半でスコアを三つ伸ばす。しかし、後半に入ってすぐに良い流れが途切れる。10番パー4ホール。上り6メートルのバーディーチャンス。ファーストパットがショートした。「ボールが3メートルしか転がらなかったんです。3メートルもショートです…こんなにグリーンが遅いとは思いもしませんでした」。パーパットを外して3パットのボギー。このミスパットから勢いは衰え、4番パー4ホールでもボギーを重ねる。
それでも5番パー5ホールで着実にバーディーを奪って踏み止まることはできた。4バーディー・2ボギーの69。何とか60台のスコアをマークし、通算3アンダーの2位となった。
ゴルフ名門大学として名高い東北福祉大学ゴルフ部出身。卒業後はPGAチャイナツアーに本格参戦し、シード権を獲得している。「コロナ禍によってツアーが無くなり、シード権が無意味なってしまいました」。それが機にPGAプロテストに挑んだという。コロナ禍で渡航が難しい状況下から、日本でのプロライセンスを手にしておこうと考えたからだ。
ツアープロとしての経験は持っているが、「学生時代はゴルフ部の選手層が厚くて。1年先輩には比嘉(一貴)さんや佐藤(太地)さん、植竹(勇太)さんがいて、後輩には金谷(拓実)らがいましたから。だから、僕らの学年は最弱の世代なんて呼ばれていました」と遠藤。心のどこかに「ツアープロとして戦って行けるのか」という不安を抱えていたのかも知れない。それを確認するために海を渡ったのだろう。ツアー本格参戦でゴルフ力を磨き、シード権獲得によって自信も身に着けたのだ。「(JGTOツアー)セカンドQT出場資格はすでに持っているので、トップテン入りでは意味がないんです。トップ合格でサードQT資格を手にしないと」。
首位とは5打差。残り2日間で逆転してみせる。遠藤は、そんな目をしていた。
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