ニュースNEWS
〔女子選手権/1R News〕選手権3連覇の偉業をかけて戦う高木亜希子は1打差2位「自分のゴルフを徹底してやります」
女子選手権3連覇という偉業がかかる、女子会員一期生の高木亜希子。現在千葉にあるPGMマリアゴルフリンクスでは所属プロとしてレッスン3年目を迎える。「スイングはコースで生かせるシンプルできれいなスイングづくりを目指しています。ラウンドレッスンではコースマネジメントを中心にお伝えしています」とコース所属プロならではの感覚を普段から大切にしているという。
ラウンド経験も豊富で、今回女王として挑む戦いには人一倍のプレッシャーを背負い練習を重ねてきた。昨年大会は硬くて速いグリーンコンディションに頭を悩ませ、77・78は2日間で15オーバーというスコアだったが、2位と1打差で優勝。耐えに耐え抜いた末の連覇だった。昨年パー4だった1番ホールは今年パー5へ変更。高木にとっては全体のマネジメントも見えているなかで、チャンスホールをいかに作るかがテーマになっていた。
第1ラウンドは3番でボギーが先行したが、6番パー3でバーディー。しかし7番をボギーと再びプレッシャーがかかってくる。「アウトは耐えるホールが続くので、とにかく冷静にプレーをつなぐしかなかった」と振り返る。9番パー3でバーディーを獲ると、10番では「一番気持ちよく振れた」という会心のドライバーショットを披露。残り80ヤードを1ピンの距離につけてバーディーを仕留めると、11番パー3では外から10ヤードをチップイン。流れを掴んだかに見えたが、その後一進一退のプレーを強いられ、この日は5バーディー・5ボギーのイーブンパー。首位の北添とは1打差で最終ラウンドに挑むことになる。
「初めて追いかける立場になりますが、昨日からティーショットも良くなってきたので、自分との戦いが楽しみです」と前を向く。「私のプレースタイルは1つのことをコツコツと長く続けること。きっと最終ラウンドのバックナインで勝負することになります。それまで良い位置でゲームをしたい」。
インタビューの途中で、師匠であるシニアツアープロの西川哲から電話が入った。「自分のゴルフを徹底してやってきます」と携帯を握っていた姿勢には、勝ち切る強さがみなぎっていた。
-
〔選手権/FR News〕最終18番でスーパー・パーセーブを魅せた大木昌幸がプレーオフを制し初優勝
-
〔女子選手権/FR News〕高木亜希子が逆転で悲願の大会3連覇を達成し、師匠へ感謝を伝える
-
〔選手権/FR News〕プレーオフを戦い抜いた寺澤は「悔しさを忘れず猛練習します」
-
〔選手権/FR News〕52歳の大木がプレーオフを制して初優勝!女子選手権は高木が3連覇を果たす
-
〔選手権/1R News〕最年少出場22歳の小川真之介が67をマークし、単独首位スタート
-
〔選手権/1R News〕松川佑樹が身体づくりから始めた筋トレ成果で3アンダー2位に浮上
-
〔選手権/1R News〕河野翔太が経験したまさかの「盲腸」はベストパフォーマンスを披露するきっかけに。首位1打差2位タイ
-
〔女子選手権/1R News〕大阪学院高等学校で教える北添恵理、唯一のアンダーパーで単独首位に立つ