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〔選手権/FR News〕プレーオフを戦い抜いた寺澤は「悔しさを忘れず猛練習します」
「ティーチングプロ日本一」のタイトル争いを最後まで戦い抜いた寺澤宜紘。最終ラウンドは首位と2打差の5位グループで、最終組のひとつ前でスタートした。1番、3番とパー5ホールでバーディーを重ねた矢先の5番パー4。ドライバーショットがOB方向に流れ、このホールをダブルボギーにしてしまう。それでも好調な流れを信じて、7番パー4でバーディー奪取に成功。全体のスコアが伸び悩んでいることがわかり、攻めの姿勢を貫いた。
ハーフターン後の10番でさらにスコアを伸ばすが、11番パー3でアプローチのミスがボギーに。得意とする13番で連日のバーディーで取り戻し、後半はきっちりとパーで凌ぎながら通算4アンダーとし、最終組のホールアウトを待った。
最終組の大木が18番でスーパー・パーセーブしたことでスコアが並び、寺澤と大木は18番ホール繰り返しのプレーオフに突入した。どちらも譲らないパーが3ホール続いた。4ホール目のセカンドショットは、ちょうど左斜面がスタイミーになる難しい位置だった。グリーン左手前に切られたカップ距離を計算しても、距離を合わせずらいロケーションに苦戦を強いられた。寺澤はこのホールをボギー、大木はパーにしたことで、大木に軍配が上がったのだった。
「今年は念願だった資格認定プロテストに合格することができましたし、調子も悪くなかった。いまひとつバーディーチャンスを作りにいくことができなかったのが敗因です。プレーオフに負けてただ悔しいとしか言葉が見当たらないのですが、この経験を忘れずに猛練習しようと思います」と決意の強さを口にした。「40歳という年齢になりましたし、ここは気前よく優勝したかった(笑)。まだ練習が足りないということなのかもしれませんし、次こそはと気持ちを切り替えます」。
優勝を逃した未練はあるものの、精鋭揃いの舞台で2位に入ったのは大きな収穫。来年は「ティーチングプロ会員」プラス「トーナメントプレーヤー会員」と2つの資格を手にし、寺澤は進化を続けるだろう。
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