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2020 第7回マルハンカップ 太平洋クラブシニア

〔マルハン太平洋シニア〕51歳・藤田寛之のシニアデビュー戦!師匠と同組スタート


「勘弁してくださいよ。段々、緊張して来ましたよ。今晩、眠れなくなりそうです」。

今大会がシニアデビュー戦となった藤田寛之は、明日の予選ラウンドを師匠の芹澤信雄と同組であることを知らされた。テレビインタビューの際「僕は藤田の足を引っ張らないようにプレーするだけです」の師匠の言葉に思わず藤田は反応したのだ。

「でも、50歳を過ぎて(緊張感から)眠れなくなりそうって、何か新鮮ですよね」。藤田は苦笑いを浮かべながら、率直な気持ちを口にしたのだった。

 

 レギュラーツアーでは50歳過ぎの年長選手組だが、シニアツアーそれもデビュー戦となれば「ピカピカの一年生」だ。練習ラウンドではスタートティーにたどり着くまで、新参者として先輩への挨拶として何度頭を下げたことか。「ティータイムに遅れそうになるくらいでした。でも、先輩プロたちの皆さんから声が掛かり、呼び止められ、『そうか、デビュー戦か』と温かく迎えてくださるのは本当に嬉しいことです。かつてはピリピリしていた先輩プロたちが、シニアツアーではニコニコしている」と藤田。アットホーム感溢れるシニアツアーを肌で感じているようだ。

 

 

 緊急事態宣言が発出され、ツアー競技の開催中止が相次いだ。「初めのうちはオフシーズンが長くなっただけ。そう考えるようにしていましたが、それも続かず、練習をしても身が入らなくなってしまったこともありました」。コロナ禍でのツアープロとしての苦悩を話す。所属先の葛城ゴルフ倶楽部と自宅の往復を繰り返す日々。練習量は熟しても質の高さを問われれば「それほどは」でしかなかった。スケジュール面の折り合いがあって、1カ月ほど前に今大会出場を決めたという。

 

「8月に入ってからは芹澤さんのアカデミーに5回通い、練習と(御殿場コースでの)ラウンドをしました。レギュラーツアーではパー4の6、11番ホールが、パー5設定なので気持ち的には楽ですかね。試合(出場)数が少ないので、一体どんなゴルフになるのか分かりませんが、優勝争いに加われることを目標に頑張ります!」。

 

 実直な藤田らしいコメント。それを聞いた師匠の芹澤は「シニアデビュー戦優勝でしょ、3重丸ですよ」と発破を掛けた。「勘弁してくださいよ」。師弟漫才の掛け合いを見ているみたいだったが、「自分のゴルフをすれば結果は自ずと着いて来る」という師ならではの優しい思いが「3重丸」に凝縮されているように思えた。

 

 

 

 

(PGAオフィシャルライター 伝昌夫)