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2020 関東プロゴルフグランドシニア選手権大会2020年9月2日(水)箱根湖畔ゴルフコース

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2020 関東プロゴルフグランドシニア選手権大会

〔関東グランドシニア〕9アンダーで芹澤がグランド初優勝を飾る


 60歳以上のプロゴルファーが競う「関東プロゴルフグランドシニア選手権大会」が9月2日、箱根湖畔ゴルフコースで行われた。7月の大会が悪天候で中止となった延期大会。芹澤信雄(60)が9バーディーノーボギーと好調なプレーで大会初優勝を飾った。1打差の2位には高見和宏(60)が入った。有資格者を除く上位21位までが、10月に兵庫の宝塚クラシックゴルフ倶楽部で行われる日本プロゴルフグランドシニア選手権大会へ進出する。

 

 

 今年で61歳を迎える芹澤信雄。先週は自身が経営するチームセリザワゴルフアカデミーの拠点である太平洋クラブ御殿場コースで、シニアツアー「マルハン太平洋クラブシニア」が行われ、芹澤も選手として出場した。期間中は、弟子である藤田寛之のシニアツアーデビューや、チームセリザワ所属プロによるレッスン会といったイベントもあり、忙しない一週間を送っていた。生まれ育った御殿場で、シニアツアー開催が芹澤の夢だった。成績は58位に終わったが、充実感と胸がいっぱいだった。一方で歳を重ねるごとに、根気が無くなることも実感していた。

 

 今年の関東グランドシニアはコロナ禍ということも影響し、36ホールから18ホールへ競技が短縮されていた。現在のチームセリザワゴルフアカデミーの前身は、大会コースの箱根湖畔ゴルフコースにほど近い大箱根カントリークラブで開校していたこともあり、芹澤にとっては地の利もある大会。さらに試合のスケジュールがかみ合ったことも、今回の出場の決め手となった。

 

 ただ、芹澤にとって、調子が悪いわけでもないのに、今年の予選会やシニアトーナメントでは、一日は大たたきする「ポカ」がでてしまい、そのために成績が伸び悩んでいた。「練習は重ねているのに、だんだんと根気が無くなることも実感しているんですよ。こういう年齢になると、勝つためには、技術というより精神的なものの比率が大きくなってくる」と、不安も感じていた。

 

 

 成績を残すために、この日芹澤が自身に課したことは「気持ちを切らさない」ことだった。注目選手として参加したマルハン太平洋シニアでは、丁寧にやりきれなかったことを悔いていた。だからこそ、18ホールの戦いでは集中して、最後まで丁寧にやってみることを自分に課した。

 

 

 スタート1番パー4では1メートルにつけてバーディーを獲り、続く2番パー5でも連続バーディーを決め前半は3アンダー。後半に入り、さらにショットの精度が上がってくる。10番パー4では1メートルの距離につけて4つ目のバーディー。12番からは。4連続バーディーを奪い、18番パー5では4メートルのイーグルチャンスにつけたものの、狙いが外れたが、気持ちの晴れやかなバーディーフィニッシュ。終わってみれば9バーディーノーボギー、63ストロークというビックスコアで、PGA公式戦の優勝タイトルを手にしたのだった。

 

 

 「優勝できるとは思っていなかったのですが、自分に対して『最後まで丁寧に』をやり通せました。まだまだ我慢が出来るということがわかって、優勝というご褒美までもらえました」。10月の日本グランドシニア公式戦では、今年関西グランドシニアで優勝した倉本昌弘との対決も控えているが「PGA会長との戦いが待ち遠しいです。試合に向けて、この優勝は大きな励みになります」と、芹澤はビックスマイルを見せた。