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金秀シニア 沖縄オープンゴルフトーナメント20202020年12月4日(金)~5日(土)かねひで喜瀬カントリークラブ

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金秀シニア 沖縄オープンゴルフトーナメント2020

〈金秀シニア・大会前日〉手嶋は大会連覇を狙い最終戦に挑む


 「そう簡単には心も体も癒されることはありませんよ」。手嶋多一は苦笑いを浮かべる。今週のシニア最終戦「金秀シニア沖縄ゴルフトーナメント」会場・かねひで喜瀬カントリークラブに練習ラウンドで姿を見せた手嶋は、勝ち切れなかったことを悔やんでいた。

 

 

 前週の「いわさき白露シニア」初日に7バーディー・ノーボギーの会心ゴルフを展開し、手嶋は単独首位に立った。翌日は強風下でのプレーを強いられ、スコアを落とす選手が続出する中、3バーディー・3ボギー・1ダブルボギー75と出入りの激しいゴルフだったが、スコアを二つ落とすだけで何とか踏み止まる。

 

 

 大会3日間、首位の完全優勝を目指して最終日をスタートしたものの、スコアを伸ばせない。前半を1バーディー・2ボギーで折り返して迎えたサンデーバックナイン。

 

 

「実は二日目から何故かクラブを思うように振れなくなっていたのです。芯に当たらない。最終日には(ダウンスイング以降)右に体重が残り、体(のターン)が止まり、ショットが右へ飛んでしまってばかりいました」。ドローヒッターの手嶋が、ショットラインよりも右方向へボールを打ち出したのではホール攻略どころではない。想定外のショットをラウンド中に修正することは出来なかった。それが敗因だ。

 

 

「風の中でのラウンドでは、やっぱり低いドローボールで攻めて行きたいですよね。今週は沖縄ならではの風が吹くコースでの試合。本戦が始まる前までにスイング、ショットのチェックと調整を済ましておきたいです」。練習ラウンド日、朝一番スタートの午前8時にティーオフしたのだった。

 

 

 昨年は4月の開幕戦として行われた同大会にシニアルーキーとして初参戦し、シニア初優勝を飾っている。「先週も今週も僕の大好きな南国の芝質での試合。去年は勝たせて頂いていますし、コースとの相性も良いと思います。大会2連覇のチャンスがありますし、これまで2連覇した選手がこの大会にはいないそうなので、その記録達成もしたいですね。モチベーションを高めて行かないと…」。先週の不甲斐ない負けを一気に晴らすには、2連覇達成しかない。

 

 

 手嶋は練習ラウンド後、マスコミ表敬訪問に地元テレビ局3局、同新聞社2社へ足を運んだ。大会の盛り上げ役としてひと肌脱いだ。次は大会最終日に白色の優勝ブレザーを着るだけだ。