NEWS
第18回スターツシニアゴルフトーナメント
【スターツシニア/2R】27年ぶりの最終日最終組対決を実現させた 米山の「魔法の杖」

雷雲がコースに近づき始めた午後2時過ぎ。最終18番グリーン上では、この日スコアを4つ伸ばし、3アンダー7位タイから通算8アンダー・3位タイに浮上した米山剛(52)がいた。パー5の3打目をカップ1メートルに寄せてのバーディーパット。これを確実に沈め、米山は通算8アンダーでホールアウトした後、雷雲接近によって競技は一時中断となったのだった。
「開幕戦から3戦目ですが、ゴルフの好調さを維持できています。今日は危ない場面が…15番ホールかな。ティーショットが右前方の木に当たってしまったけれど、運良くフェアウエイにボールが出て来てくれて、パーセーブが出来ました」。
5バーディー・ノーボギー67。バーディーの打ち分けは4メートルが二つ、1メートル以内が3つだが「3、4メートルくらいのパットが入っているのは大きい。これくらいの距離が決まらないとビッグスコアを作れませんよね。これまで(優勝争いで)は、肝心なところでそれくらいの距離を外していたと思う。でも今は、うまくストロークできているんです」と米山は笑顔で話す。パット復調の兆しが、試合を重ねるごとに自信そして確信へと昇華しているからだ。
「アンカリングのルールが施行されましたが、昨年のシニアツアー終盤から長尺パターに替えて以来、パットを外しても打ち方のせいだと思えるようになり、ミスパットの悔しさを後に引き摺らなくなりました。使い始めた時は戸惑いもありましたけどね(笑)。パットが入るとショットも良くなる。この相乗効果は大きい」。
スコアカードを同スコアのP・マークセンよりも先に提出していたことで、最終日最終組でスタートする。首位の川岸良兼とは2打差。「一緒に優勝争いができるのは楽しみ。最終日最終組での同組ラウンドは(1990年)関東プロゴルフ選手権ぶりかな。勝つためには 精神力と技術力が必要だと思う」。米山は、シニアツアー初優勝を逆転で飾る気満々に見えた。愛用と化した長尺パターが勝利を呼び込む魔法の杖となるか。
27年ぶりの川岸との対決もまた、ギャラリー必見だ!
(PGAオフィシャルライター・伝昌夫)
【スターツシニア/FR】出場2試合2勝!勝率10割 リベンジを果たしたタイのマークセン
【スターツシニア/FR】高速グリーンが牙を剥き、Vが奪い去られ白浜は2位に終わる
【スターツシニア/FR】川岸は初Vを逸して敗者の弁 「やればやるほど難しい」
【スターツシニア/FR】スーパーシニア特別賞を獲得した三好は賞金シード奪取を目指す!
【スターツシニア/FR】マークセンが逆転優勝!2週連続Vシニア6勝目
【スターツシニア/FR】ジュニアゴルファー6名がラウンド体験!
【スターツシニア/2R】川岸「明日は親父の意地!」と、初の最終日最終組・首位で迎える
【スターツシニア/2R】夫婦二人三脚で今季初優勝を飾る「タイミング」も揃った白浜
【スターツシニア/2R】3位タイのファウラー「昨日のようにいかないのがゴルフというゲーム」
【スターツシニア/2R】2週連続Vを狙うマークセンは7アンダー5位と好位置
【スターツシニア/2R】上出はケガの功名?6バーディー・22パットの理由
【スターツシニア/2R】競技再開しました(15時16分)
【スターツシニア/TV放映】大会最終日の11日にBSジャパンで生放送!!
【スターツシニア/1R】世界のツアーで戦う渡り鳥ファウラーは「プロである限り戦い続ける」
【スターツシニア/1R】最高の結果を求めて、清水が目指すは最終日最終組スタート
【スターツシニア/1R】娘よりも先にまぐれでもいから優勝したいと、川岸のリップサービスと本音
【スターツシニア/1R】マークセンは思うようなショットが打てず苦戦でも4アンダー
【スターツシニア/1R】最終ホールでのバーディー奪取で 小川がエージシュートを達成!
【スターツシニア/大会前日】今季シニアツアーで最長の7101ヤード設定!選手達はどう立ち向かうか
【スターツシニア/大会前日】前年度覇者崎山は、毎試合リーダーズボード左側に名前がでるように
【スターツシニア/大会前日】13年大会以来のシニア優勝を自身のシニア開幕戦で挑む中嶋