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第18回スターツシニアゴルフトーナメント
【スターツシニア/2R】川岸「明日は親父の意地!」と、初の最終日最終組・首位で迎える

グリーンエッジまで234ヤード。ピンまでは248ヤードだったが、風向きを考慮して240ヤードと読んだ。「クリーク(5番ウッド)でちょうどの距離だ」と直感した。 真芯で捕らえたボールは、ピン方向へと飛んで行った。18番パー5ホール。川岸良兼(50)の2打目はグリーンをキャッチした。ツーオン成功。ピンまで5メートルのイーグルパットをショートして白い歯を見せたが、2パット目はキッチリ沈め、この日7つのバーディーを奪ってのフィニッシュ。7バーディー・2ボギー67は、前日と同じスコアだが、通算10アンダーで単独首位に立った。
ラウンド中は「史果のオヤジも頑張れー!」という声援を受けることもある。「俺の方が頑張っているよ」と笑顔で応える。女子ツアー参戦中の娘・史果とどちらが先に初優勝するかがゴルフ記事に取り上げられることも少なくない。勝ちたい思いは強まるばかりだ。
「パットが良かっただけ。昨日と同じスコアでも今日の67は内容的に良くない」と川岸はショットの不調ぶりを嘆く。スコア提出後、記者たちからの取材を受けている最中はソワソワして落ち着きがない。「ショットが良くなれば…そのヒントは掴んでいるから早く練習場へ行きたいんです。ごめんね。でも、質問にはちゃんと応えるから」。心ここに在らずの川岸。「そうそう、最終ホールの2打目のクリークショットは本当に良かったよね。あと(他のショット)は、力が入っているんだよね。シュッと振れればね。腕に力があり過ぎるんだよね」とこの日のスイングを自己分析し、その解決策も持ち合わせているからこそ、練習場へ行きたい思いが強まったのだろう。
記者たちから米山剛が「最終日最終組で回れるのが楽しみ」とコメントしたことを聞かされ、「米山先輩と回るといつも負ける。実際は1、2打差でも内容的に圧倒された形で負けたように感じさせられるんですよ。でも、明日はギャフンと言わしてやりますよ(笑)」。川岸はそう断言し、「65で僕が回れば勝てるでしょ」と付け加えた。
明日、シニア初優勝で「親父の意地」を見せつけ、史果のオヤジの冠を返上。「良兼の娘」の冠を史果に改めて授けたい。
(PGAオフィシャルライター・伝昌夫)
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