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2021 ファンケルクラシック

〈FANCL CLASSIC/FR〉初代覇者・髙橋勝成が20年の歴史を越えて2度のエージシュートを達成


 2001年にファンケルクラシックは新規トーナメントとして幕を上げた。初代覇者の座を射止めたのは髙橋勝成。髙橋は3連覇達成を遂げている。

 

 大会が産声を上げてから20年――。初代覇者は古希を過ぎ、71歳で20回記念大会を迎えた。「ラウンドしながら20年間に起きた様々な出来事を回想していました」。高橋はラウンド後にしみじみと話し始めた。第1回大会の出場は難病だった息子と家族旅行を兼ね、家族の笑顔に包まれ、それが起爆剤となって優勝できたこと。大会3連覇を果たした翌年は、難病に打ち勝てずに他界してしまった息子を思いながらプレーしたこと。喜びも悲しみもこの大会にはたくさん詰まっている。

 

 

 「あれから20年、大会をずっと続けて頂いているのは本当に有り難いです。もう勝ち負けが出来る年齢の選手ではありませんが、いつだって60台のスコアで回る目標を持ってスタートティーに立っています。こんな私が60台のスコアをマークし、それが一人でも多くの人に元気を与えられたら大会への恩返しに少しはなるかと思っています」。

 

 

 

 前日、髙橋は71のスコアで回り、エージシュートを達成した。翌最終日の朝、目覚めてすぐに意を強めたという。「アンダーパー、60台のスコアでエージシュートを達成してみせる」。

 

 

 今季シニアルーキーとして参戦し始めた宮瀬博文、野仲茂との同組ラウンド。年齢差は20歳。髙橋は前半を1バーディー・1ボギーで回り、後半の10、11番ホールで連続バーディーを決めた。14番パー4ホールでは残り195ヤードの2打目をピン奥2メートルに着け、バーディーパットをねじ込んだ。3アンダーとして60台でのエージシュート達成が現実味を帯びる。

 

 

 「ドライバーショットは曲がらないし、ユーティリティークラブのショットも上手い。たとえグリーンを外しても巧みな寄せでパーをセーブする。髙橋さんのプレーぶりは勉強になりましたし、それに引っ張られる形で僕もスコアを伸ばせたのだと思います」とホールアウト後、野仲は話した。

 

 「20年前、僕はお隣りの御殿場で開かれたVISA太平洋マスターズにウエーティング選手ながら運よく出場でき、自己ベスト2位となり、初シードを獲得したんです。あれから20年、ファンケルクラシック初代覇者の髙橋プロと同組でラウンドできるなんて光栄でした」と続けた。

 

 

 野仲は初日、ノーバーディー・2ボギー74と出遅れたものの、2日目は5バーディー・2ボギー69で回り48位タイから25位タイにジャンプアップして最終日を迎えた。最終日は2バーディーとスコアを伸ばして迎えた9番パー5でイーグル奪取。後半10番パー5ホールでバーディーを奪い、優勝争いに加われる位置まで順位を上げた。だが、15番パー4ホールの2打目で大きく躓く。残り126ヤードをピッチングウェッジでピンをデッドに攻めた。「持ち球のシャンクが出てしましました(苦笑)」。結局トリプルボギーとして順位を大きく下げる。それでも最終18番ホールでバーディーパットをねじ込んで14位タイに入った。「レジェンド髙橋プロのように100ヤード以内のショット、ショートゲームが上手くならないといけませんね。生きたお手本とのラウンドは次につながります」と野仲は刺激を受けたのだった。

 

 

 

 髙橋は3アンダーで迎えた18番ホールで1・5メートルのバーディーチャンスを作り上げた。「フックラインだと読んだのですが、スライスラインでしたね」。スコア68は逃したが、3アンダー・69でのエージシュートを見事達成した。「パットの距離が日に日に合ったお陰です。実は開催週の火曜日に中古ショップへ出掛けてパターを新たに買いました。これが大貢献してくれたのです」。

 

 

 スコアを縮めたい。ゴルフに対する探求心、向上心は何歳になっても衰えない。むしろ齢を重ねるごとに高まるという。「ゴルフは本当に面白い、楽しい。一人でも多くの人に伝えたいんです」。レジェンドよりも「ゴルフ伝道師」の称号の方を髙橋は好んでいるようだ。これからも熱いプレーを見せ続けて欲しい。