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2020 第7回マルハンカップ 太平洋クラブシニア

〔マルハン太平洋シニア・FR〕塚田は同期生に敗れて悔しい2位


通算9アンダーで首位の座を分け合った塚田好宣と篠崎紀夫は、プレーオフ決着のため18番パー5のティーに上がった。

 

 塚田のドライバーショットはバンカーに捕まった。ツーオンを狙える距離だったが、ボールのライが良くはなかったことから、塚田は「3打目勝負」のレイアップを選択したのだった。

 

 

 3打目は二段グリーンの上の段のピン位置まで残り100ヤード。塚田は迷わずロフト52度のウェッジをキャディーバッグから取り出した。

 通算7アンダー首位の藤田寛之とは1打差の通算6アンダー2位タイから発進した塚田は、スタートホールをボギーとした。続く2番パー4ホールでバーディーを奪ってバウンスバックに成功。4番パー3ホールでバーディーパットを入れたものの、5番ホールでボギーを叩いてしまう。それでも6番パー5ホールでこの日3つ目のバーディーパットを決めて、スコアを一つ伸ばしたのだった。

 

 

 サンデーバックナインに入り、10、11番ホールで連続バーディーを奪取し、通算9アンダー。スコアが停滞していた藤田を逆転して単独首位に立つ。その後パーセーブを続け、最終ホールを迎える。前の組の篠崎紀夫が通算9アンダーでホールアウトしたのが分かった。塚田のドライバーショットは修理地に捕まり、2打目をレイアップ。ピンまで残り98ヤード。ロフト52度のウェッジで放ったショットはグリーンをキャリーでオーバー。左足下がりの斜面にボールは止まったのだった。

 

 決して易しくはないライからの4打目アプローチショット。塚田はグリーンの法面にワンクッションさせ、ピンそばに寄せ、見事パーセーブする。

 

 

 

 その感触がまだ手に残ったまま、プレーオフは始まった。

 

 

 本戦ではグリーンオーバーさせてしまったロフト52度のウェッジでの3打目。プレーオフではピンまで残り100ヤードの3打目を再び同じウェッジで放った。「パーン」。ボールをクリーヒットしての乾いたインパクト音が富士山の麓に木霊する。「完璧な当たりだ。ボールはピン方向へ飛んでいる。ベタピンか」。塚田は会心の当たりに快感を覚えた。

 しかし、ボールは本戦と同じくグリーンをキャリーでオーバー。ボールはフラットな地点だったものの、今度は薄い芝の上に止まっていた。グリーンの法面にワンクッションさせて寄せて見せる。塚田はグリーン外からパターで寄せるのが得意ではなかったこともあって、サンドウェッジでのアプローチショットを即断したのだった。

 

 

 芝の薄さが災いし、ボールは法面ではなくグリーン面に直接乗ってしまい、二段グリーン下段にかろうじて止まった。グリーン上段のカップに向かって長い距離のパーパットを打ち出す塚田。ラインに乗ったボールがカップに近づいて行く。「奇跡のパーパット」を期待するギャラリーが歓声を上げる。だが、ボールはカップ縁に止まった瞬間、大きなため息が漏れた。篠崎がパーセーブし、塚田は同期生に敗れて2位に終わった。

「どうしてグリーンオーバーしたのかが分かりません。本当に完璧なショットでしたから。アドレナリン効果かな…。プレーオフで負けたことはないんですけど。また次(の試合)頑張ります」と塚田は淡々と、だが言葉を選びながら話したのだった。