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金秀シニア 沖縄オープンゴルフトーナメント2020
〈金秀シニア/スーパーシニアFR〉初見が大会2日間首位の完全優勝

初見充宣が大会2日間首位の完全優勝を果たし、今季3勝目を達成した。
海老原清治(71歳、71ストローク)、鷹巣南雄(77歳、75ストローク)、小川清二(78歳、78ストローク)、松井功(79歳、79ストローク)の4名が最終日エージシュートを達成した。
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初日2アンダーをマークし、2位の海老原清治に2打差を着けての最終日首位スタート。1番パー4ホールで2メートルのバーディーパットを沈める好発進を遂げる。4番パー4ホールでは2打目をピンそば1・5メートルに着け、前日同様にショット精度の高さでグリーンを捕え続けた。
後半の11番パー4ホールでショートパットを外してのボギーを打ったものの、続く12番パー5ホールではツーオン・ツーパットのバーディーでバウンスバックする。15番パー4ホールは3パットのボギー。通算3アンダーで迎えた最終18番パー5ホール。2位の海老原とは1打差だった。互いにバーディートライは決まらず、初見が1・5メートルのパーパットを残していた。「外してしまったら、海老原さんとのプレーオフ。そうなったら申し訳ないと思いましたよ。打ち損なったらカップの右にも左にも外れそうなライン。ど真ん中を狙って打ちました」。毎秒8・3メートルの強い風と芝目のせいもあって、ボールはカップ右縁でクルリと回ってから入った。
ISPS赤城、日本ゴールドシニアに続いてスーパーシニアで今季3勝目を手にした初見がスコア提出所で大きな声を上げた。同テーブルに「プレーオフなし。最年長者を上位とする」の注意書きを目にしたからだ。初見68歳、海老原71歳。「18番グリーンのパーパットがカップに蹴られていたら僕が2位。海老原さんが優勝だったなんて。カップインして本当に良かった」と白い歯を見せたのだった。
今年8月中旬のこと。初見の所属先である立科GCに笹生優花が訪ねて来た。国内女子ツアー「NEC軽井沢72」を前にコースラウンドをしたかったからだ。笹生の要望を受け入れ、初見は一緒にラウンドした。初見のドライバーショットをキャリーで超えて行くほどの飛ばし屋だった。「バックスイングで体を十分捻じり上げ、ダウンスイングではクラブヘッドを加速させてインパクトする。右サイドの振りが7に対し、インパクト以降の振りは3のイメージで振っていたのです。そんな笹生のスイングを間近で目にし、僕も深いバックスイング、加速させるダウンスイングを意識するようになりました」。
スイングイメージの刺激を受けた。その翌週には早速結果が出た。ISPS HANDAコロナに喝! シニア・スーパーシニアの部で優勝。10月の日本プロゴルフゴールドシニアで今季2勝目を飾り、そして本大会の優勝にも結び付いたのだ。笹生も練習ラウンド翌週の軽井沢72でツアー初優勝を飾り、その2週間後には2勝目を挙げた。「相乗効果ってこともないでしょうけど、とりあえず僕の方が一つ多く優勝できましたね」。昨年大会では海老原に1打及ばず、2位に甘んじたが、そのリベンジも果たせた大きな一勝となった。
(PGAオフィシャルライター 伝昌夫)
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