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2023 第10回マルハンカップ 太平洋クラブシニア
〈マルハン太平洋シニア/FR〉マークセンとのプレーオフに敗れた飯島宏明「またチャンスはくるはず」

第1ラウンドで「66」をマークし、首位と1打差の単独2位で迎えた最終日。前日のショットの調子をキープしていた飯島宏明は、15番までに6バーディー、2ボギーとスコアを4つ伸ばし、同じ最終組でプレーするプラヤド・マークセンと通算10アンダーで首位タイに並んだ。
続く16番は、飯島がバーディーを奪ったのに対し、マークセンはパー。最終日の終盤で、飯島は今大会で初めて単独のトーナメントリーダーとなった。
しかし、「力が入らないように打とうとしたんですが…」という17番のティーショットを左に曲げ、このホールはボギー。再びマークセンと同スコアに戻ってしまった。
ドローボールが持ち球の飯島は、ダウンスイングで体が起き上がるクセがあり、調子が悪くなると左のミスが出る傾向があるそうだ。前日と最終日の16番までは、そのミスが出ないように「顔を上げずに左腰を切る」ことを心がけていたが、プレッシャーがかかったこの場面で、悪いクセが出てしまった。
「ちょっと体が起き上がって、手を使ってしまいました」と飯島は唇を噛んだ。
それでも、気持ちを切り替えて臨んだ18番(パー5)では2オンに成功し、2パットのバーディーでフィニッシュ。勝負の行方は、同じくバーディーを奪って通算11アンダーのマークセンとのプレーオフに持ち込まれた。
18番を使用して行われたプレーオフで飯島は再びミスをしてしまう。先にティーショットを打ったマークセンは、フェアウェイのど真ん中をキープ。その様子を見た飯島のティーショットは、「力を入れて振ったら、右に抜けました」と右の林へ。“出すだけ”の2打目になったが、この1打が狙いよりも転がってしまい、左サイドのバンカー際にボールが止まる。3打目は片足をバンカーに入れた状態でレイアップ。結果、4オン2パットのボギーとし、パーをセーブしたマークセンにあと一歩届かなかった。
「また次の試合から頑張ります。先週(3位タイ)から良い状態は続いているので、またそのうちチャンスはくるはず」と前を向いてコースを後にした。
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