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2021 ISPS ハンダグレートに楽しく面白いシニアトーナメント スーパーシニアの部
〔ISPSハンダグレートスーパーシニア/FR〕ライバル対決を制し海老原がスーパーシニア3勝目

海老原清治(72)が4アンダーで並んでいた福沢孝秋(69)を最終18番のバーディーで振り切り、通算5アンダーでスーパーシニアの部を制した。最終ラウンドでは13名がエージシュートを達成した。
18番パー5での決着。この時点で4アンダーのマッチレースになっていた福沢が、先に2オンを狙ってグリーン右のエッジに運んだ。海老原は残り250ヤードを5番ウッドで打ったが大ダフリ。「欲をかいて、恥をかいたね」と苦笑いする。右のラフでピンまで90ヤードを残した。「手前から転がっていければと思ったけど、まさか思った通りに行くとは」と自身もびっくりの50センチに寄った。それを見た福沢の寄せは上って下る難しいラインで「絶対に寄らない所に行ってしまった」(福沢)と、やはり止まらず奥のエッジまで転がった。返しのバーディートライが外れ、海老原が決めた。
「ライバル」と海老原が認めている福沢をうっちゃって「やった、やっつけてやった。ISPSのスーパーシニアは3勝目だと思う。この2年ぐらい福沢にやられっぱなしだったんでね」と手放しで喜んだ。
首位に立った前日の宣言通り、15番からの勝負だった。14番で3パットのボギーにして1打リードを許し、15番では先に福沢がチップインバーディーとしたした後、1.5メートルを入れ返した。16番で5メートルを入れて追いついた。
そんなライバルから、学ぶことがあった。「あいつ、アプローチを転がすのがうまいんだよ。よーく見ていたら、アプローチは意地はって下手に上げるより、転がした方がいいと思てね。簡単な方法を見つけた方がいい」と、それにならってプレー。優勝に結び付けた。
所属する我孫子GCでは若いプロや研修生とハンディをもらって同じティーから回っている。「1センチでも2センチでも飛距離で負けないようにとやっている」という。トレーニングの1つは、ほうきでの素振り。「ゆっくりとタイミングよく振らないとうまく振れない。切り返しが早くならない。これをやっていると飛距離が落ちないんだよ」という。これがゴルフの「若さ」の秘訣らしい。
今回、アプローチをライバルから学んで、またうまくなりましたね。「そう! フフフ」と笑った。
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