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2023 第33回日本シニアオープンゴルフ選手権競技
【日本シニアOP/3R】予定通りのシナリオを描いた王者・片山晋呉が首位3打差、同世代対決に挑む

レギュラーツアー31勝を挙げ、今年シニアデビューした片山晋呉が、第3ラウンドでスコアを4つ伸ばし通算6アンダー4位に着けた。首位の宮本との差をじわじわと詰め逆転優勝を狙える3打差まで迫ってきた。
ここ3日間の中で最も暑い一日だった。第3ラウンドは2サム1ウェイで進行。午前7時45分トップスタート組が11時にホールアウトし「ずっと蒸し暑くて、全身汗だくだよ」といわしめるほど、この日の能登地方は厳しい残暑に見舞われた。片山は5バーディー・1ボギーという内容でスコアを作ってきたが「暑い中必死でプレーしていたし、途中までどんな内容でプレーしたか、本当に覚えていないんですよ」とホールアウト後、溜息交じりに話した。片山は照り付ける日差しの中、ペットボトル6本分以上の水分を取り、半ズボンを着用して暑さをしのいできた。(大会で熱さ対策、熱中症対策のための措置でハーフパンツスタイルのプレーを許可している)
首位3打差という好位置で最終ラウンドを迎えるが「一番良いストーリーじゃないですか。最高ですよ。予定通り」と笑顔で評価した。「まずは優勝争いに加わらないと。最終日に加わることが大事だから」。最終ラウンドは最終組のひとつ前で、同世代の増田伸洋と同組で戦うことになった。「中学のころから一緒にゴルフをやっているみんながいて、マークセンという強者もいる。50になっても男が真剣になって戦えるのは幸せだなと思います」。片山はシニア入りを心から楽しんでいる。
日本シニアオープンでシニアツアー参戦は5試合目。レギュラーツアーとは違うシニアツアー用のゲームマネジメントを確かめながら、今やるべきことをしっかりとやる。「シニアの世界でもナンバーワン」というぶれない目標があるからこそ、まずは日本シニアオープンで「日本タイトル獲得」を実現させたい。
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