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2023 第33回日本シニアオープンゴルフ選手権競技
【日本シニアOP/FR】首位1打差の2位タイでフィニッシュも満足、プラヤド・マークセンと山添昌良の一日

最終ラウンドは、通算9アンダーで並び2位タイで終わったのが前年覇者で大会5勝目を狙っていたプラヤド・マークセンと山添昌良。最終18番ホール藤田のフィニッシュ次第ではプレーオフも想定された最後の最後まで何が起こるかわからない一日。同組でプレーしたマークセンと山添は、それぞれが優勝のチャンスを狙ってベストを尽くした。
山添は過去5回、日本シニアオープンに出場しているが、すべてトップ20以内に着いている大会で相性がいい。最終ラウンドは5位からスタートし5バーディー・1ボギーの68をマーク、通算9アンダー2位で昨年の5位からさらに順位をあげている。
「やることはやりました。できることはできたし、良いゴルフができました」と結果を受け止めた。「後半になってティーショットが曲がり始めて。自分の中で修正しながらでしたが、気持ちが悪い中でチャンスにつかないでいて。そのあたりが今後の課題になってくると思います」。ここ2年ほど思うような成績出せなかったが、練習を重ね課題に向き合い、ようやく自分らしいゴルフがイメージできるようになってきた。
この大会で2位につけた山添は、賞金ランキング8位と一気に順位を上げた。「2週間くらい空きますけど、次の日本プロシニアが楽しみです」と気持ちを早々に切り替え、この自信を胸に次戦に向き合ことになる。
前年覇者で大会5勝目に挑んだプラヤド・マークセンは、同組山添とのプレーを一日楽しんでいた様子。「山添さんは飛距離も近いし、歩く速度も似ている。性格も明るくて、ずっと笑いながらプレーができましたよ」とマークセンは笑みを浮かべた。「一緒に回って、山添さんが優勝すると思っていました。それくらい今日はショット、パットがすごく良かったので、私も山添さんについて行かないとって集中できたのが良かったのかもしれません」。ペースメーカーとの争いに良い結果がついてきたのだった。
マークセンの前半はパープレー。後半に入ると13番から3連続バーディーでエンジンがかかり、最終18番パー5はバーディーフィニッシュで気分良く大会を締められた。第3ラウンドでは17番のティーショットをシャンクしたりと、プレーに大波があった一日とはまるで別人のようだが「昨日は暑すぎて汗もかいたので、グリップが滑りました。しかも日傘も差さなかったので暑さに負けてパワーダウン。今日は朝きちんとご飯を食べて、日傘も差しましたから乗り切った。今週日本の暑さは湿度も高いですし、タイでは考えられないですよ」と最強マークセンもお手上げだ。
2位で大会を終えたマークセンだが「良いプレーができたので、満足しています。またチャンスは巡ってきますから」と、穏やかな笑みを浮かべた。マークセンはこのままタイに帰国し、ゴルフの調整とリフレッシュをするという。2週間後にはマークセンと相性の良いシニア公式・日本プロシニアが待っている。
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