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第8回
PGAティーチングプログランドシニア選手権大会2019年11月26日(火)~27日(水)烏山城カントリークラブ

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2019 第8回PGAティーチングプログランドシニア選手権大会

〔TCPグランドシニア/ FR〕首位の座を守り宝力がグランド初優勝!嬉しいバースデーV


 最終ラウンド。気温10度と冷たい空気の中、全体のスコアも伸び悩んだ。3アンダー首位スタートの宝力寿教(62)はスコアを1つ落とすものの、2位に3打差をつけて大会初優勝を飾り、賞金20万円を獲得した。大会連覇を狙った西川貴祥(70)、谷中宏至(71)、竹下忠直(68)、大野雅幸(69)ら4名が2位につけた。また、西川(70ストローク、)と谷中(71ストローク)がエージシュートを達成した。

 

 

 第1ラウンドでは、後半からギックリ腰になるような気配を感じながらも、7バーディー2ボギー1ダブルボギーで回り69ストロークで単独首位に立ったという宝力。最終日の朝は、腰に不安を抱えながら“温湿布”と“腰痛ベルト”を着用して最終組スタートを切ったのだった。

 

 3番パー5、5番パー5ホールでは、それぞれワンピンと呼ばれる2.5メートルの距離を沈めて2つのバーディーを奪取。このまま独走態勢に入るかと思われたが、続く6番で3パットのボギー。さらに9番パー4ホールでは、ティーショットをフックしバンカー。3打目はトップしグリーン奥へ。ずるずるとダブルボギーにしてしまい、前半は37ストローク。第1ラウンドでは後半を10パットで終えたので、いいイメージを持っていたが、この日はバーディーパットをなかなか決めることができずにいた。15番パー4をボギー。16番パー3ではバンカーからうまく寄せてパー。そしてこの日4つ目のパー5ホールとなる17番は、あえて3オンを選択し、確実に3つ目のバーディーを拾った。最終18番ホールでは、6メートルのバーディーパットは外したが、パーで終えて73ストローク、通算2アンダーは、唯一のアンダーパーフィニッシュ。宝力は60歳以上のPGAティーチングプロ日本一になり、念願のタイトルを獲得した。

 

 「誕生日だった初日は、腰痛と戦いでもありましたが、そのおかげもあって、力みがないショットでしたし、パッティングも良かった。初日の貯金(3アンダー)があったので、最終ラウンドはスコアが伸ばせなかったのですが、優勝することができました。誕生日プレゼントなのかな。嬉しいです」。今回ギックリ腰を抱えての参戦は、怪我の功名になったようだ。

 

 

 優勝を飾れたもうひとつの理由がある。今年5月に兵庫の宝塚クラシックで行われた日本プロゴルフグランドシニア選手権に参加し、プロゴルファー同級生・佐藤剛平が優勝を飾ったのを間近で見ていた。「横綱級ばかり」という名プレーヤーの中で勝った佐藤の優勝は、宝力にも刺激を与えるニュースだった。そして今回、佐藤と同じ「グランドシニア」というカテゴリーで優勝することができた。「私の優勝は、佐藤さんにくらべたら幕下優勝なのかもしれませんが、同じ年に、友人とグランド優勝を飾れて本当に嬉しい」と笑顔になった。

 

 

 宝力は、研修生からプロ入りを果たした栃木でゴルフ生活を続けてきた。夏には北海道でゴルフレッスンに勤め、現在は都内でレッスン活動を続けている。「優勝報告したい人が、全国にたくさんいます。烏山城CCは昔からお世話になっているコースでしたし、所属コースも近くにありましたからね。今回の優勝を喜んでくれるといいです。また、北海道で病気と闘うジュニア生にも、吉報が届くことを願っています。また一緒にゴルフがしたいですし、ジュニア生の活躍を応援したい」。ようやく、周りの人たちに恩返しとなる優勝の報告だ。「今後も引き続き、レッスン活動は続け、夢であるジュニアレッスン教室が実現できるようにしたいです」と宝力は力強く声に出した。

 

 

 優勝賞金に加え、副賞にはミドリ安全から「腰部保護ベルト一体型ゴルフパンツ」が贈られた。「普段のレッスン活動では、本当に腰を痛めやすいんです。だからこうやって提供していただけることは、本当に有り難いことです」。長時間にわたりレッスンすることもあるという宝力にとって、このゴルフパンツがレッスン活動のサポートになることを期待する。